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アレルギーと私 04.2000年以降

  • e-penguin1
  • 7月1日
  • 読了時間: 1分

 2000年頃からだったと記憶していますが、それまで小学生以下のスギ花粉症患者は診たことがなかったのですが、これ以降低年齢化して、2~3才の幼児にも見られるようになりました。1才の子供のスギ花粉症が話題になったのもこの頃だったと思います。

ヒトの遺伝子が全て解読され、アレルギー遺伝子の研究が盛んに行われ、ニュースにもなっていました。他方、新しい作用機序の薬は登場せず、ロイコトリエン受容体拮抗薬に続いて登場した薬も、高い評価はされませんでした。現在でも根本的治療に最も近いとされる舌下免疫療法が登場しました。Ig-E抗体やサイトカインを標的としたモノクローナル抗体という薬も登場しましたが、高価な薬で一般に使える薬ではありません。そして、現在までアレルギー遺伝子が発見されたというニュースは聞きません。

 私にとってこの43年間で特に印象深いのは、決定的なアレルギー遺伝子が見つからなかったこと、一般に使える新しい作用機序の薬が2000年以降は登場していないこと、スギ花粉症の患者さんが低年齢化したことでした。

 次回からは、これらに関する私の考えを述べてみたいと思います。

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