top of page
検索

アレルギーと私 07. 寄生虫感染症からアレルギーを考えてみる

  • e-penguin1
  • 8月6日
  • 読了時間: 2分

 アレルギーは、強い順にアナフィラキシー、次が口腔アレルギー、そして喘息・アレルギー性鼻炎と考えられています。アナフィラキシーは、同じ遺伝子を持つ集団の全滅を防ぐ意義があると考えられています。そして、口腔アレルギーの1つである茶のしずく石鹸による小麦アレルギーは小麦蛋白を皮膚から侵入させた事が間違いであり、免疫反応の間違いでは無いとも考えられます。そうすると、喘息やアレルギー性鼻炎の症状の一部は正しい反応かもしれないと考えられないでしょうか。

 こう書きますと、アレルギーは正常な反応なのだから治療はしなくて良い、と私が考えていると誤解する方もおられるかもしれませんが、決してそうではありません。アレルギーの機序を考えることは、より良くアレルギーを治すことにつながると思います。

 免疫はどのような機能を持っていてそれがアレルギーとどのように結びついているかを、ヒトの免疫は合理的に寄生虫感染を抑制できると仮定して考えてみます。

 寄生虫病学の教科書には寄生虫感染症の特徴が書かれています。その中でアレルギーと関連していると私が考える特徴は、①食物・水・土壌を介して感染する、②短い場合でも数年間持続し、一生涯続くこともある長期にわたる感染症である、③寄生虫に感染していても寄生虫の数が少ない場合は殆ど健康である、という3点です。

 ①についてはブログ05で述べましたが、哺乳動物の子供は親と同じ寄生虫に対する免疫を持つことが合理的なのでアレルギーは遺伝子以外の何かで子供に伝わると考えられます。

②はアレルギーの治りにくさに関係していると考えられます。アレルギーは長期間治療しても治りにくいという特徴がありますが、寄生虫感染症はウイルス・細菌感染と違って長期間続きますから、免疫の状態が長い期間維持される必要があると言えます。アレルギー対策の主な柱であるアレルゲン回避(免疫から見ると寄生虫感染の無い状態)を長期間続けても検査データが変わらないのは、寄生虫感染は長期間経過する感染症であり免疫がそれに適応しているためだと私は思います。長い期間アレルゲン回避を続けることは大変ですが、アレルギーを治すためには必要だと言えます。

 ③については、次回のブログで。

 
 
 

最新記事

すべて表示

コメント


bottom of page